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イベント「月と水晶」

9/22日曜、夕方4時~
「月と水晶」
というイベントを行います。

オススメの本や絵本の朗読
詩の朗読
ストーリーテリング
パントマイム
等々

はるのふくが超オススメする
ユーカラ
すこちゃん
ゆうこ
が、出演します。
あ、はるのふくも好きな本と詩を詠みます♪

場所 天六 うずめ
http://www.uzume-sun.com/

参加費はございませんが
うずめの1drink500円をご注文ください。

特にトップ4時からの
ユーカラさんのストーリーテリング
「あらしのよるに」
これが本当に素晴らしいの!
初めて観た時の感動!忘れません。

そして
あとの3人も素晴らしいの!
(笑)

ぜひ、皆さまのお越しをお待ちしております。












*


# by an_que_an531wan | 2019-09-05 18:20 | つながり

月と水晶


冷たく
熱い水晶に
触れると
何が見えるかしら

燃え尽きた星を巡る氷の輪
沸き立つ雲を切り裂く稲妻の闇
出現する塔にかかる網目のような哀しみ

なんて
本当に大事なものは
魔女にも占い師にも見えないよ
水晶


その
水晶に
月の光が触れた

水が宿ると聞いた
切り裂かれたタマシイの空洞に
うつくしい水が宿る


静かに満ち足りる
というのではなく
たぶん
もっと激しく

水晶の中に
どこまでも尽き尽くせない海ができる
ぼくはそのたった一粒になり
すべてになった

海に漕ぎ出でた舟は翻弄され
水は容赦なく襲ってきた
本当に怖かった
ぼくは水晶にすがり
水晶を呪った
そしてぼくを呪った

海に限りはなく
海は
限りなく


いつかその海に
細く
キラキラとした三日月が立ったよ

三日月は言った

本当に大事にしてきたかしら

ぼくの海は問われて
はじめて
泣いた
ただ
泣いた
海の水がすべて揺れるほど
泣いた


きみは水晶だった

本当に大事なものは見えない


ぼくの水晶に
はじめて月の光が触れた


















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# by an_que_an531wan | 2019-09-05 17:48 |

アウトライン

立ち込める水しぶきの中
コトバの尾ひれをしっかと捕まえて
夏の陰を照らす水面にあがる
熱い額に蒸発する泡
二の腕の柔さに少し驚いた鱗を撫でて透かしてみると
青く走る血管の
傷みの人魚の血の匂い
点々と
カナシミに逆流してアトヲ追う魚の群れの美しいアウトライン
瞳に吸い寄せられる水かきの繊細さは底深い水をどこまでもゆく
刻々と
コトバに窒息して背までが泡になる前に
高く
決して失われることのない月が近づく






































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# by an_que_an531wan | 2017-06-20 19:44 |

論理の時間

心臓の中で潮渦巻く論理の時間
息を吹き返す海の
波という波が声を連れて行く
ノーカロリーの水を撒き散らして進め
すべてはアンドロイドの文字の中
ああああいいいいううううええええ
ああああいいいいううううええええ
ああああいいいいううううええええ
松の葉のような香りと痛み
感情は飛び交って血を放つ
ブルーボウイ泣いてイナイデ染まった手を切断して
波にさらわれた文字を見つけて海に帰せ
作業手順の通りに
はまやらわをん
いつか消える未来より今があるなら
終わり止まる日が来るまでとどまることなく
波という波は声を連れて行け
打ち上げられた文字のすべてをアンドロイドから解放する
滑らかに素早く
ああああいいいいううううええええ
ああああいいいいううううええええ
ああああいいいいううううええええ
松の葉のような香りと痛み
感情は目まぐるしく変容する
ブルーボウイ切断した手をちょうだい
はまやらわをん
心臓の中で潮渦巻け論理の時間











































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# by an_que_an531wan | 2017-03-01 21:06 |

砂時計


金色の鳥が見えたら時を射止めよ
血潮が沸き立つ指で定めて
鳴らせばサラサラと傾くガランドウの中
カランカランと回る金色の鳥の声
射止められなかった粒子の分量だけ砂が落ちて
まやかしは吸い込まれて
あらゆるところに
定めたこころに
血潮は消えず
沸き立つ指のその先の
カランカランと
金色の鳥が目指す遠い時を
いつか射止めよ































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# by an_que_an531wan | 2017-02-04 22:58 |

受胎告知




闇に包まれた静寂の光余すところなく照らし出し
うつくしいいつくしみに潰れたままの矢をつがえて解き放った月に今こそゆけと
冷たく満々とひかるいくつもの朝
かえりみることない傲慢はかえりみられることもなく
何一つ難なく何いくつ聞いても何一つとして何もない空洞饒舌の残骸はただただ哀れで
細胞の幾億の記憶と情熱の冷静を授けたまさにいのちあるありかを
その杖に












































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# by an_que_an531wan | 2016-12-11 09:15 |

発光

くらやみの中ふわりと浮かぶ言葉の
透明な紅
突き動かされる紫
黄色く白く炎
離れ
放たれ
重なり
カサナル
ハナレテ
ハレテ
あやうく発光する間に水が突き通す透きとおるユキワタルその
カゲに


黄色く
白く
ふわりと浮かぶ言葉に掬う




























# by an_que_an531wan | 2016-12-06 22:09 |

ただいま  おかえり

ユーカラさん主催の第三回カタリバに参加しました。
テーマは 男と女秋のセリフ詩 ~君 帰る~ 
皆さんそれぞれ個性があって素晴らしく!とっても楽しめました♪
ユーカラさんに感謝







「ただいま」


待ちくたびれたやさしさは
手垢のついたにおい
それすら愛しいと思うのは
それが日々だから
歩いて
空を見て
猫を見て
木々をなでる
戸を開けてきみが笑う
それはきっとなくてはならないもので
失ってはいけない
きみのこころ
えごの中でひかる
ぼくのこころ
歩いて
花を見て
水に映って
原っぱの真ん中でぼくが笑う
それはきっとなくてはならないもので
失ってはいけない
ぼくのこころ
えごの中でひかる
きみのこころ
待ちくたびれたやさしさは
手垢のついたにおい
それすら愛しいと思うのは
それが日々だから
ただいま






「おかえり」


おかえり
あの果てに飛ぶ鳥のような
ひらく花の芯のような
ひとみに
キミは
そのカナシミがいつかどこかの
高くひろがる空のあたたか
雲のはしくれ
それが愛しいと思えるなら
消えそうな夢でも
どこまでも
どこまでも
おかえり
ひとひらの手に
高くひろがる空のあたたか
雲のはしくれ
あの果てに飛ぶ鳥のような
ひらく花の芯のような
ひとみに
ボクは























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# by an_que_an531wan | 2016-11-23 00:05

火と月





激情

理知

繊細の配合は

炎にさしだす心臓の

撃ち抜く鼓動と火と月の中




ほとんど陽も射さない白い手で強く

真っ直ぐに包み込むみずうみの水

卑しく

虚ろう言葉で心をはかるな

みずうみはゆれず

花びらがただ散る

































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# by an_que_an531wan | 2016-09-09 23:37 |

陽と月




ゆるやかに掲げられたたいまつを手に切り込んでゆく


赤々と溢れる心臓の収縮が手首に書いたノウ


そのまま従っていては能のないこと


涙とは無縁の圧倒的に溢れる手首をゆるやかに掲げて切り込んでゆく


内側からひとつきにかなたまで












































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# by an_que_an531wan | 2016-09-09 23:30 |