カテゴリ:詩( 138 )

さずかりもの

あなたをこの胸にさずかったら
たいせつに
たいせつに
育てましょ
泣き止まない夜に涙ぐみながら
病におろおろしながら


じぶんのこころすらちゃんと育ってへんのに
どうやって育てるねん


ほんまやな
ほんまやな
ほんまやな


そやけどな

だいじょうぶ
だいじょうぶ
だいじょうぶや

いっしょに育っていくんやで
いっしょに育っていくために
生まれてきたんや


いま
この
一瞬のいのちはさずかりもの


泣き止まない夜に涙ぐみながら
病におろおろしながら
たいせつにぎゅっと抱きしめた
























,


[PR]
by an_que_an531wan | 2015-12-17 22:25 |

深い海のように

a0224716_23494465.jpg


深い海はとどまらない
絶えず動き
受け入れ
浄化する

誰が見ていようが
見ていまいが



侮蔑し嘲り中傷することに
努力はいらない



真に精神性の深い人は努力の人
たとえ世界中の敵を制することができても
自らに打つ勝つことは至難であるということを知っている人

知っていて
誰が見ていようが見ていまいが
努力する人



深い海のように







********************************************



お写真はshinobuさんの作品




















.

[PR]
by an_que_an531wan | 2014-11-28 18:31 |

いつか

a0224716_17124859.jpg


その心が舞い降りて来たのだと
知っていたのか
知らなかったのか
今はもう飛び立とうとするだけの
朝を迎えて





***********************



お写真はゆゆさんの作品














,

[PR]
by an_que_an531wan | 2014-08-07 17:21 |

a0224716_23450778.jpg


鮮やかに立ちのぼる
美しいうつつに見たこともないほどに
変えられないものたちも
腕の中で眠っているものたちも
なにより疎ましいものたちも
熱を帯びて放たれ
鮮やかに立ちのぼる


一枚
一枚が
うつうつと消え
消えて
消えゆくすべを
すべてを
換えることなく
替わることなく
変わらない
それは鮮やかにひろがって
涙も消え去る程のスコールに撃たれて空に咲いた

美しいうつつに見たこともないほどに
鮮やかに立ちのぼる








******************************************





おお写真はゆゆさんの作品














.


[PR]
by an_que_an531wan | 2014-08-03 23:58 |

無垢の瞳

a0224716_17442471.jpg
無垢の瞳に見つめられて
滑り落ちてゆくうつくしいひかり
白と黒の螺旋は重なり
軋んだ夢を彼方に連れて
遠く雷鳴に切り裂かれた音も
空を覆った稲妻も
やがて姿を失った

何も纏わず
何も疑わず
残った僅かのかなしみを手に立っている

夜の闇の

開き始める花火の一瞬
白と黒の螺旋の重なり
近づいてくるその日を胸に宿して
微かに満ちてゆく歓びを

何も疑わず
何も纏わず
見つめているのは
無垢の瞳






*********************************




お写真はゆゆさんの作品「Eye」







.

[PR]
by an_que_an531wan | 2014-07-29 17:54 |

そこにひかりが

a0224716_18243219.jpg
そこにひかりがあるのかもしれないと思った
伸ばした手の先に灯ったひかり
紅い紅い血管が手の甲を這っている
まわりは
ひどく憂鬱な笑みに溢れていて
聞きなれない音
歪んだ壁に連結する花のゆらぎ
それでも
優しく蝋に閉じ込められないように
安っぽい蓋で押し込められないように
あざとい胸に抱きとめられないように
心と手を合わせて
そこから
はらはらはらはら
昇っていく
昇っていく
巻き戻されても
巻き戻されても
はらはらはらはら
昇っていく
昇っていく
水鳥のように透明な紅い紅い血管
連結する花の揺らぎ
けっして蝋に閉じ込められないように
安っぽい蓋で押し込められないように
あざとい胸に抱きとめられないように
心と
伸ばした手の先に

そこにひかりが







*************************************************



おお写真はゆゆささんの作品







.

[PR]
by an_que_an531wan | 2014-07-25 18:33 |

赤い導火線と青い導火線に絵を描いて

a0224716_00154428.jpg

赤い導火線と青い導火線に絵を描いて
白い雲の上に張り巡らせた見渡す限りのうつくしい絵
神々の星座が咲き揃うような
雨のしずくが天に昇って
乾いたくちびるから流れ出すうた
すべてを纏ってパチパチと火の子を撒き散らしながら空を駆けてゆく
七色に
虹のように
追いかけて
追いかけて
追いかけてもけっして届くことはない
見渡す限りのうつくしい絵
パチパチと燃えて
燃えて
鮮やかに燃えて
燃え尽きて消えてしまった朝
涙の中で眠ってしまったまつげを
ふるるん
ふるわせて
また火の子が顔を覗かせるよ
パチパチ
パチパチと
これ以上なく輝き出した
白い雲の上に張り巡らせた見渡す限りのうつくしい絵
神々の星座が咲き揃うような
雨のしずくが天に昇って
乾いたくちびるから流れ出すうた






**************************



お写真はゆゆさんの作品

[PR]
by an_que_an531wan | 2014-07-23 00:22 |

月の遮断機



光が月のように熱を帯びてフクロウが鳴いた
ほぅぅ
ほぅぅ
目を凝らして闇を捕らえて
ほぅぅ
ほぅぅ
僕はかんじるよ
ゆびの先から入ってきてむねが苦しくなる
いきをのみ込んで蛇使い座の蛇になる
信号が送られると月は光のように熱を遠ざけた
遮断機は降りる
ほぅぅ
ほぅぅ
フクロウは泣いた
闇の中で
僕は目を凝らして見つめ続けた


















.


[PR]
by an_que_an531wan | 2014-03-27 00:10 |

海月

a0224716_2213140.jpg


海の吸盤に引き寄せられて

青い闇と光のなかに落ちてゆく海月

長い手にゆらり遠い糸が

何を感じる何思う

この先消えるか煌めくか

電気はいつしかなくなって

触れても痛くはないのです



もうすでに夢となった海月

長い手にゆらり遠い糸が

海の吸盤に引き寄せられて







*******************************************************************




あれほどの猛暑を従えた夏が、その座を簡単に譲るとは思えないー
きっとマタくるぞっ!と戦々恐々していたのですが。。。
ほんとうに涼しい~!
なんてシアワセ。。。
うつくしい海月が電気をうしなってもきっと
すてきな実りへとつながっていく

私がいちばん☆ダイスキな季節です


お写真はゆゆさんの作品

ゆゆさん主催のART PARTY CHONMAGE
2013年12月15日  18:00~23:00
梅田NOONにて

全出演者が出揃いました~
ちょっとお目にかかれない豪華なメンバー☆
素晴らしいパーティですよ
トウゼンはるのふくも出ます!アッチコチに~笑
ぜひぜひチェックしてくださいね
サイコーの乾杯をしよう~~!!
[PR]
by an_que_an531wan | 2013-09-09 22:24 |

小さな銀河

a0224716_22504335.jpg


色のない世界に
初めてひかりをぽつりとあてた
眼には見えないところで
眼には見えない
けれどもほんとうはいちばん豊かに波打っている
その髪とまなこと両足と
いちばん豊かに波打っている胸の奥に隠れた
小さな銀河

追いかけては消え
追いかけては消えるたくさんの泡
苦い泥水と
悪夢のような哀しみをくぐり抜けて
思うに任せぬ瑣末な自分に隠された
小さな銀河

ここに来たのはなぜ?
死を載せた銀河鉄道に乗ったのは
眼には見えない
眼には見えないところに
初めてひかりをぽつりとあてた
色のない世界に
ほんとうは銀河がきらめいている
ほんとうの死と隣り合わせのうつくしい銀河

ややこしい
うっとおしい
断ち切ってしまいたい
心を知って
いつか銀河の果てに行ったとき
そのすべてに意味があることを
その髪とまなこと両足と
いちばん豊かに波打っている胸の奥の最大の糧であることを

空を見上げて
何よりうつくしくきらめいているのは
ほんとうの死と隣り合わせの
この胸の
小さな銀河






*******************************************************************




お写真はゆゆさんの作品



8/25『銀河鉄道の夜』 とってもステキに仕上がってきましたよ!
この詩も詠む予定デス☆

そして!
色いろとタノシミなことも~
わくわくっ

ぜひぜひ遊びにきてくださいませ^^
[PR]
by an_que_an531wan | 2013-08-05 22:53 |