アウトライン

立ち込める水しぶきの中
コトバの尾ひれをしっかと捕まえて
夏の陰を照らす水面にあがる
熱い額に蒸発する泡
二の腕の柔さに少し驚いた鱗を撫でて透かしてみると
青く走る血管の
傷みの人魚の血の匂い
点々と
カナシミに逆流してアトヲ追う魚の群れの美しいアウトライン
瞳に吸い寄せられる水かきの繊細さは底深い水をどこまでもゆく
刻々と
コトバに窒息して背までが泡になる前に
高く
決して失われることのない月が近づく






































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by an_que_an531wan | 2017-06-20 19:44 |


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