闇夜に降れば

丸い頭をしっかと抱いて

熱を吸い取る昆虫のように

いきかう息はやさしくかよう

闇夜の端に

たしかに月は




あたらしさなど望みはしない

妖精となって

ひそやかな花々となって

うごめきだす

血を運ぶ

右のなみだのひかりは増して




月は西の空に映り

何もしんぱいいらないとそのことばが降ってくる

越えねばならない

だれのことでなく

過去のことでなく

まだ来ぬ未来のことでなく






































.


[PR]
by an_que_an531wan | 2016-05-14 20:23 |


<< 夏の日の夜のみずうみの水 日々 >>