音について




傘の中できいたのは

雨の音に消えた言葉

あれは雨だったのか

果たして言葉のきれはし

やがてそんなことすら消えた傘にたずねて

くるりとまわる




投げる

ぱしんっと音がする

投げる

その音を思って

朝が来て

いつか眠りについて

朝が来て

いつか眠りについて

その音を思って

投げる

ぱしんっ




カラクリ時計の中でわすれていた星の音をきいて眠ろう

片端から消しても消すことなど出来ない星の音をきいて

星はひろがっていく

時計を置いたまま

ぼくは片端からすべてをわすれていく

カラクリ




























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by an_que_an531wan | 2016-04-28 18:49 |


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