小さな銀河

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色のない世界に
初めてひかりをぽつりとあてた
眼には見えないところで
眼には見えない
けれどもほんとうはいちばん豊かに波打っている
その髪とまなこと両足と
いちばん豊かに波打っている胸の奥に隠れた
小さな銀河

追いかけては消え
追いかけては消えるたくさんの泡
苦い泥水と
悪夢のような哀しみをくぐり抜けて
思うに任せぬ瑣末な自分に隠された
小さな銀河

ここに来たのはなぜ?
死を載せた銀河鉄道に乗ったのは
眼には見えない
眼には見えないところに
初めてひかりをぽつりとあてた
色のない世界に
ほんとうは銀河がきらめいている
ほんとうの死と隣り合わせのうつくしい銀河

ややこしい
うっとおしい
断ち切ってしまいたい
心を知って
いつか銀河の果てに行ったとき
そのすべてに意味があることを
その髪とまなこと両足と
いちばん豊かに波打っている胸の奥の最大の糧であることを

空を見上げて
何よりうつくしくきらめいているのは
ほんとうの死と隣り合わせの
この胸の
小さな銀河






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お写真はゆゆさんの作品



8/25『銀河鉄道の夜』 とってもステキに仕上がってきましたよ!
この詩も詠む予定デス☆

そして!
色いろとタノシミなことも~
わくわくっ

ぜひぜひ遊びにきてくださいませ^^
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by an_que_an531wan | 2013-08-05 22:53 |


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